【メタルマックス】竜退治はもうあきた。戦車と犬と人間のRPGの魅力ッ!!

ゲーム

今回は、

「メタルマックス」

戦車と犬と人間のRPG メタルマックスシリーズの魅力を紹介します。

ここが好きだよメタルマックス!
メタルマックスシリーズの魅力とおすすめポイントを紹介ッ

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メタルマックスの世界

メタルマックス(以下MM)と言えば戦車、

MMから戦車を取ったら何も残らない…

と言うと大袈裟ですが、

戦車とはメタルマックスにおける象徴であり代名詞です。

MMでは荒廃した世界が舞台です。

鉄と煙と砂埃の大地を、

自分がカスタムした戦車(クルマ)を駆って進む。

雑魚は機銃で蹴散らしながら、

時にはお尋ね者(賞金首)と呼ばれるならず者と遭遇し、

互いの命を全面に差し出した死闘も。

そこで見事勝利すれば

ハンターとしての名誉と懸賞金が手に入ります。

それを元手に楽しく暮らすも良し(引退エンド)、

お気に入りの女の子と添い遂げるも良し(結婚エンド)、

次の獲物を求めて愛車を改造し、

世界の果てを目指すも良し。

進むも留まるもまったくの自由、

全ては自分の選択次第、

そんな、わりと勝手気ままなゲーム、

それがメタルマックスです。

「メタルマックスゼノリボーン」より。レッドウルフ(戦車)とアイアンベース(拠点)。

ドット絵世界のオープンワールド

MMには、大まかなストーリーが存在するだけです。

例えば、初代MMなら夢をかなえたい、

MM2なら、かたき討ち、と言った感じです。

これはゲーム開始直後に語られますが、

どう進めるかはプレイヤー次第です。

一つ一つのイベントをきっちりこなしていくことも、

必要最低限だけおさえてあとは素通りなんてこともでき、

これはシリーズを通しておおむね受け継がれています。

今はオープンワールドのゲームも多くありますが、

MMのイメージはかなりそれに近い。

おそらく、2Dドットでオープンワールドを創ったら

こんな感じでは?と思えます。

ざっくりとしたストーリーラインと幅の広い攻略、

ストーリー進行に関わらず、

わりとどこまでも行ける世界など、

自由度という意味では

ディスクシステムの「ゼルダの伝説」と同様、

突出している気がします。

管理人は常々、

MMはオープンワールドと相性良いだろうな、

と思っていますが、上述したような理由が、

オープンワールドになったMMを

想像させやすいのだと思います。

ゼルダの伝説は一足早く

オープンワールド(オープンエアー)を形にしました。

一作で良いので見てみたいですね、

ずっと遊べるメタルマックス。

曲と電撃に痺れる

MM世界では、痺れるものがふたつあります。

それが「曲」と「電撃」です。

シリーズでは、MM2から仲間の蘇生をDr.ミンチ という科学者に依頼することになります。

無料でやってくれますが、その方法というのは、

死体に電流をありったけ流し込む、というもの。

これはメアリ・シェリー原作の

「フランケンシュタイン」が元ネタなのは明らかですが、

管理人はこういう本気なのか冗談なのか時としてわからないノリが

MMの魅力の一つだと考えます。

ノリが魅力なら、こちらは真骨頂と言いましょうか。MMを形作るBGMです。

MMのBGMはホントにかっこいい。

「お尋ね者との戦い」はすでに広く知られた名曲ですが、

各ナンバリングのバトル曲や、ラスボス曲、「宿敵」もいいっすね。痺れます。

特に管理人は、クルマ乗車後のフィールドBGMが、

シリーズ通して、くっそかっこよくて好きです。

主人公一行が砂埃をたてながら、

荒野をゆく姿がまざまざと思い浮かびます。

MMにおいて、

Dr.ミンチのようなノリというのは、

100点を採れる大人が全力で70点を採りに行く感じで好きなのですが、

BGMのほうはガチのマジ、

100点を採りにいって200点を叩き出すような、大人の本気を感じます。

まさに真骨頂です。痺れます。

MMをプレイされる時は是非とも、

曲と電撃に痺れてみてくださいませ。

王道から生まれた 唯一無二の傍流

MMの原作者の宮岡寛さんは、

初期のドラクエ開発に参加しており、

ミヤ王の名でも知られた方です。

FC版DQ2でもっとも有名な、

ゆうてい みやおう きむこう~で始まるふっかつのじゅもん、

その みやおう、が宮岡さんです。

ちなみにゆうてい(ゆう帝)は「ドラゴンクエスト」の原作者 堀井雄二さん、

きむこう(キム皇)は「ジャングルウォーズ」の原作者 きむらはじめ さんです。

ジャングルウォーズもおもろいんだよなあ。

余談ですが、みやおうはFC版DQ1のガライの町にいます。捜してみてね。

FC版 ドラゴンクエストより ガライの町にて

で、堀井さんと一緒に仕事をしていた宮岡さんが、

ドラクエから離れて生み出したのが「メタルマックス」です。

キャッチコピーは記事タイトルにも挙げた竜退治はもう飽きた!です。攻めてますね笑

まあ、この辺は本気の煽りではないでしょうが、

当時のファミコンの流行に対する、

アンチテーゼも含まれていたと感じます。

ドラクエの亜流が沢山生まれていたと思われる中で、

ファンタジーや中世的なものにかすりもしない、

ポストアポカリプスもので、戦車に乗って世界を巡る、

という世界観が生まれたのはある意味必然にも思えますし、

アンチ王道を掲げた人が、

ドラクエ原作者の近くにいた方によるものだというのも、

とても面白く感じます。

あの時代に、ドラクエを目指して生まれたゲームたち、

ドラクエのライヴァルたちとも呼べるであろう多数のゲームの中で、

MMシリーズが今も残っているのは、

運の良さも当然あるでしょうが、

やはりそこに単なるドラクエフォロワー(追従者)に留まらない、

フォアランナー(先駆者)としてのコアが、

すでに備わっていたからのような気がします。

しかしMMにフォロワーはいません。

タンクバトルやりてえなあ、と思った時、

それを満たしてくれるRPGはMMだけなのです。

おそらくMMはこれからも、

唯一無二の傍流のままゆくのだと思います。

例えるならDQは上泉信綱、MMは宮本武蔵、

ってな感じでしょうか。わからない方にはまったくわからない例えですみません。

MMの前にMMなし。MMの後にもMMなし。

こんなところもまた妙にMMらしくて好きなんです。ああ、MMバンザイ!

MMのここが良いッ!激推しポイント5選ッ!

ここまで紹介してきたMMの魅力を おすすめポイントとしてまとめると

  • ポストアポカリプス(文明退廃もの)という世界観
  • 主砲や機銃といった鉄臭い装備を搭載したクルマで戦うゲームデザイン
  • 魅力あるモブやお尋ね者たち
  • わりと高めに設定された自由度
  • BGM

といったところでしょうか。なので、

  • 好きに遊びたい
  • たまには剣と魔法じゃないゲームが遊びたい
  • 変わったRPGを遊びたい
  • クルマを自分好みに改造する←ここにロマンを感じる
  • かっけえBGM聴きたい

こういった人に強くおすすめですッ!

終わりに

現状、MMシリーズは現行機では気軽に遊べなくなっています。

最近作のメタルマックスゼノリボーンも個人的に決して悪い出来ではありませんが、

こぼれてしまった魅力も多いと感じます。

過去のゲームソフトを遊べる環境がある方は、ぜひ過去作をプレイしてみることをオススメします。

なかでもシリーズの始まりであるファミコン版MM1は

MM入門作としても最適かと思うので、

興味を持たれ方は、

是非遊んでみてくださると嬉しいです。

いずれオススメのMM作品の紹介もしたいと思いますのでお楽しみにッ。

それではまた次の記事でお会いしましょうッ。

押してもいいんだぜ!懐かしいドラム缶をよ!

May the tank be with you!

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