【2024年最新】ゲーム動画の配信・投稿で知っておきたい著作権の話と収益化の条件【フロム・ソフトウェア篇】

ガイドライン

フロム・ソフトウェアのゲーム配信・投稿ガイドラインについて調べました。

ゲーム動画の配信・投稿について、

収益化にOKまで出しているメーカーさんのガイドラインを、

個別にざっくりまとめています。

今回はフロム・ソフトウェアさんです。

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直近の更新内容と対象者

こちらがそのガイドラインで、現在最新のものです。

2022年2月22日に更新があり、

条件付きでの収益化OKが明記されたようです。

また、本ガイドラインの対象者はこちら↓

2. 本ガイドラインの対象者

本ガイドラインは日本国内在住の個人のお客様を対象としております。法人その他団体のお客様は別途お問い合わせフォームからご相談ください。

個人=動画投稿等のクリエイター関連企業や芸能事務所、プロダクションに所属または契約していない方

法人=動画投稿等のクリエイター関連企業や芸能事務所、プロダクションに所属または契約している方、企業や個人事業主

動画・画像の投稿に関するガイドラインより引用

書かれているように、

本ガイドラインは日本在住の個人が対象となるようです。

その他、記載事項についてざっくりとまとめると、

  • 動画投稿の定義
  • 投稿可能な著作物
  • 投稿可能なサイト
  • その他注意事項

などが明記されています。

以下で個人的に気になるポイントをみていきます。

投稿できるものと投稿できるサイト

動画投稿の定義や、投稿できる動画・画像の種類について、

本ガイドラインではこのようになっています。以下引用↓

1. 「動画投稿」の定義

本ガイドラインにおける「動画投稿」は、お客様が事前に撮影・編集した動画を投稿すること、またはゲーム実況などのストリーミングによるライブ配信を行うことを対象としております。

動画・画像の投稿に関するガイドラインより引用

3. 投稿可能な著作物

•ゲーム機本体やSteamクライアントのシェア機能を用いて撮影した動画・静止画

•PCのキャプチャーボードや動画編集ソフトなど、ゲーム機本体やゲーム機能以外を使用して、お客様自身のゲームプレイを撮影、編集した動画※1

•当社ゲームタイトルのキービジュアル、スクリーンショット

(中略)

※1 PCのキャプチャーボードや動画編集ソフトを使用する場合は、ご自身のコメントなどお客様独自の付加価値や利点をつけることが条件となります。「ゲーム内映像・画像を編集せずそのまま投稿」や「キャラクターボイス・BGMのみを抽出し、そのまま繋げた動画」など、ご自身の付加価値や利点が付与されていない動画・静止画は投稿できません。

動画・画像の投稿に関するガイドラインより引用

動画・画像ともに、

ゲーム機本体やゲーム機能を使用したもの、

または、PCでキャプチャーボードなどを使用したものが、

いずれも投稿可能となっており、

ゲームタイトルのキービジュアルや、

スクリーンショットも投稿できるようです。

ただ、PC経由の動画については、

投稿者自身のコメントなど独自の付加価値をつけることが条件となっています。

素直に受け取れば、通常のゲームプレイを意図した配信や、

攻略・考察といった種類の動画投稿は問題ないのかなと思われます。

また、ゲーム内映像・画像を編集なしでそのまま投稿したり、

キャラクターボイスやBGMだけをそのまま繋げた動画など、

自身による付加価値や利点が付与されていない動画・静止画は投稿できません。

続く投稿可能なサイトについてはこちら↓

4. 投稿可能なサイト

YouTube、Twitch、ニコニコ動画などの動画共有サイト※2やTwitter、InstagramなどのSNS、ご自身のwebサイトなどで、「3. 投稿可能な著作物」で示した動画および画像を投稿していただくことが可能です。

※2 JASRACと音楽に関する利用許諾契約を締結している動画共有サイトに限ります。詳細はこちらからご確認ください。

動画・画像の投稿に関するガイドラインより引用

各種動画共有サイトやSNS、または自身のwebサイトと、

かなり幅広い媒体が投稿可能な対象になっています。

ひとつ注意したい点として、

動画共有サイトに関しては、※2にもあるとおり、

JASRACと音楽に関する利用許諾契約を締結しているサービスに使用が限られます↓

利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧
一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)

ここに記載がないサイトでの使用を考える場合は、

個別にJASRACへ利用許諾の手続きを行う必要があるようです。

とは言え、利用を考える人の多くは、

ガイドラインに記載のある、

YouTube、Twitch、ニコニコ動画あたりを選ぶでしょうから、

通常の動画投稿において、

別途、利用許諾の手続きが必要になるケースはほとんど無いのかなと思います。

また、自分のwebサイトでの動画の使用については、

そのサイトに付いている広告の種類や、

動画の視聴方法が埋め込みなのか、URLのリンクなのか、

といった事で、営利非営利の判断が変わってくると思われ、

ガイドラインでもそれについて個別の言及がないので、

どの状態がOKなのかはわかりません。

管理人の見立てでは、

  • 自分のwebサイトではスクリーンショットのみ使用を基本とする。
  • 動画を扱う場合はURLのリンクを設置して動画共有サイトに飛ぶようにする。

この形の運用で、ひとまず問題はなさそうかなと考えます(個人の見解です)。

対象外のタイトル

次に本ガイドラインの対象になるタイトル、ならないタイトルをみていきます。

ここもひとつポイントかなと思います。以下引用↓

3. 投稿可能な著作物

(前略)

ただし、以下に記載するタイトルは当社で著作権を保有しておりませんので、本ガイドラインの対象外となります。以下タイトルの動画投稿および画像投稿を希望される場合は()内に記載されている著作権元にお問い合わせください。

Another Century’s Episode(株式会社バンダイナムコ・エンターテインメント)

Another Century’s Episode 2(株式会社バンダイナムコ・エンターテインメント)

Another Century’s Episode 2 Special Vocal Edition(株式会社バンダイナムコ・エンターテインメント)

Another Century’s Episode 3 THE FINAL(株式会社バンダイナムコ・エンターテインメント)

Another Century’s Episode Portable(株式会社バンダイナムコ・エンターテインメント)

Another Century’s Episode: R(株式会社バンダイナムコ・エンターテインメント)

Bloodborne(株式会社ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント)

Bloodborne The Old Hunters Edition(株式会社ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント)

CHROME HOUNDS(株式会社セガ)

Demon’s Souls(PS3, PS5)(株式会社ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント)

Déraciné(株式会社ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント)

機動戦士ガンダムUC(株式会社バンダイナムコ・エンターテインメント)

重鉄騎(株式会社カプコン)

モンハン日記 ぽかぽかアイルー村(株式会社カプコン)

モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 G(株式会社カプコン)

モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 DX(株式会社カプコン)

動画・画像の投稿に関するガイドラインより引用

ソウルライクと呼ばれるゲームタイトルの中でも、

「デモンズソウル」や「ブラッドボーン」は権利者がソニーとなっているため、

動画投稿の際はソニーの配信ガイドラインが根拠になります。

その他、上記に名前のあるタイトルについては、

各権利者のガイドラインを確認する必要が出てきます。

そのほか注意したいポイント

そのほかにガイドラインの

6.ご利用いただく上での注意事項と、7.その他から、

個人的な注意ポイントを抜粋して挙げると、

  • ゲーム内容を損なうような過度な編集・加工はNG
  • 公開範囲や内容は各自の判断によるが節度ある内容で。また、ネタバレへの明示と配慮。
  • 公式動画から切り出した画像や動画の使用禁止。
  • 本ガイドラインは、MODや二次的な著作物など、全てを網羅し許諾するものではない。

このあたりは併せておさえておきたい部分でしょうか。

あくまで、現状の実況動画や攻略動画に対して、

利用者の風通しを良くするためのガイドラインかな、という感じがします。

収益化の条件

では次に、収益化の条件をみていきたいと思います。

こちらも少し注意が必要です。↓

5. 収益化に関して

営利目的での動画・静止画などの利用(レストランやお店での上映や、入場料を受け取るイベントなど)は固くお断りいたしておりますが、YouTube やTwitchのパートナープログラムやその他動画共有サイトが提供するクリエイター向けの機能※3を利用して、投稿を収益化することは可能です。

※3 ただし、投げ銭やスーパーチャットなど、視聴者から直接金銭の授受を行う機能を利用した収益化や、メンバーシップなど有料会員登録者限定の動画投稿に使用することは原則として禁止させていただきます。金銭を授受する機能を設定でOFFに出来ないプラットフォームを使用して配信する場合は、番組ページの概要や番組内で視聴者に対する注意喚起をするようお願いいたします。注意喚起をしたうえであれば、配信・投稿いただけます。

動画・画像の投稿に関するガイドラインより引用

一言で言うと、

動画の収益化は一部のみ利用できるよ、ということのようです。

YouTubeを例にすると、動画広告の広告収益が当てはまるでしょうか。

配信での、投げ銭やスーパーチャットと呼ばれる金銭の直接のやり取りや、

メンバーシップといった有料会員限定の場での利用は原則禁止となっています。

ちなみにガイドライン内にある、

動画共有サイトが提供するクリエイター向け機能、というのは

例えばYouTubeだと、YouTube パートナー プログラムがそれにあたります。

YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格 - iPhone と iPad - YouTube ヘルプ
YouTube パートナー プログラム(YPP)を利用することで、クリエイターはさらに多くの YouTube リソースや収益化

ごく簡単に解説すると、

  • チャンネル登録者数が 1,000 人以上である。
  • 有効な公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上である、もしくは直近90日間のショート動画再生回数が、1,000万回以上である。
  • すべてのYouTube のチャンネル収益化ポリシーを遵守している。

などが利用資格の条件として設定されていて、

これらの条件を満たして申請を通過したアカウントが利用できるというものです。

おわりに

今回はフロム・ソフトウェアさんのガイドラインを見ていきました。

ざっとまとめると、

  • 日本在住の個人が対象
  • 通常のゲームプレイを意図した配信や攻略動画はOK
  • デモンズソウル、ブラッドボーンは本ガイドライン対象外
  • 動画広告はOK、投げ銭やスーパーチャット、メンバーシップはNG

という感じでしょうか。

これ以外にも、

  • ゲーム内容を損なうような過度な編集・加工はNG
  • 公開範囲や内容は各自の判断にるが節度ある内容で。また、ネタバレへの明示と配慮。
  • 公式動画から切り出した画像や動画の使用禁止。
  • 本ガイドラインは、MODや二次的な著作物など、全てを網羅し許諾するものではない。

このあたりは併せておさえておいて間違いないかなと思います。

またwebサイトで使用を考える場合は、

  • スクリーンショットのみ使用を基本とする。
  • 動画を扱う場合はURLのリンクを設置して動画共有サイトに飛ぶようにする。

この方法での運用ならガイドラインに反しないかなと思いますが、

ここについてはあくまで管理人個人の見解ですので

参考にはしても鵜呑みにはされませんよう、ご注意くださいませ。

いずれにしても、ガイドラインの更新で

ゲーム配信に歩幅を合わせてくれたフロム・ソフトウェアさんに感謝をしつつ、

利用者として分を超えないよう、心して運営をしていきたいと思います。自戒を込めて。

それでは。

この記事が必要なかたの一助になれば幸いです。

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